メールマガジン #19



◆◇◆◇ EURO FOOTBALL #19(2005/3/10) ◆◇◆◇ 2005/1/27 創刊 ―――――――――――――――――――――――――――――――― □■ トピックス □■ 1、チャンピオンズリーグ 第一戦結果詳報  チェルシー(ENG)vs バルセロナ(ESP)  リヨン(FRA)vs ブレーメン(GER) □■□■□■□■□■□ ―――――――――――――――――――――――――――――――― _______________________ | 1、チャンピオンズリーグ 第一戦結果詳報  |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ チェルシー(ENG)vs バルセロナ(ESP) ___■__■_________■■■____ ___■__■____________■___ ___■■■■__■■■■■___■■____ ______■_________■______ ______■_________■■■■___ ○得点 7分 グジョンセン     | 17分 ランパード     | 19分 ダフ        | 27分 ロナウジーニョ(P)               | 38分 ロナウジーニョ 76分 テリー       |  ○交代 50分 パオロ・フェレイラ→ジョンソン(チェルシー) 78分 グジョンセン→チアゴ(チェルシー) 83分 ベレッチ→ジュリ(バルセロナ) 85分 イニエスタ→マキシ・ロペス(バルセロナ)     ダフ→フット(チェルシー) 〈試合概要〉 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 7分 チェルシー早くも先制点奪取 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  足元がやや滑るピッチコンディションの中、シャビがスリップして  奪われたボールをケズマンが見事なクロスを上げ、受けたグジョン  センが落ち着いて切り返し、先制点。たった三人であっという間に  得点してしまった。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 17分 二点目 ランパード 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  試合開始から中々落ち着かないバルセロナディフェンス。右サイド  を安々と突破され、ジョー・コールのシュートをGKが弾いたとこ  ろをランパードが詰める。バルサディフェンスは全員足が止まって  いた。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 19分 三点目 ダフ 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  まるで門を開け放っているかのように、バルセロナはセンターがが  ら空き。パス一本で真ん中を破られ、あっという間に三点目を奪わ  れる。バルサディフェンスのバラバラさ加減はとても信じられない。  まるで素人チームのようである。  もうこのままチェルシーが勝ち抜け決定かともこの時点では思えた。 22分 エトーのボレーシュートはツェフがファインセーブ  ペナルティエリアの外から、エトーが思い切ったハーフボレーを放  つ。ボールはドライブ回転がかかり枠を捉えるが、キーパーツェフ  のファインセーブに阻まれる。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 27分 ロナウジーニョ PKを沈める 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  クロスボールハンドしてしまったチェルシー。それで得たPKをロ  ナウジーニョがゴール左隅に決める。ツェフ反応するも届かず。  それにしても、何のためらいもなくPKを取ったコリーナ主審の毅  然とした態度にチェルシーの選手は目立った抗議もしなかった。  これが他の審判だったら大騒ぎになっていたことだろう。 37分 デコの強烈なフリーキック  かなり遠目のフリーキックだったためか、ロナウジーニョではなく  デコが蹴った。強烈なボールは確実にゴールマウスを捉えたが、  今日切れ切れのツェフが好セーブ。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 38分 ロナウジーニョ 天才的なシュートで二点目を奪う 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  右サイドからのクロスボールのこぼれ球がロナウジーニョの足元に。  全くその場を動かなず、上半身だけでフェイントをするロナウジー  ニョは一歩も踏み込まずに右足のつま先でシュート。ここまで切れ  ていたツェフも反応できない芸術的なシュートを決める。  まったく信じられないようなシュートである。CLの伝説のひとつ  となることだろう。 44分 ジョー・コールのシュートはポスト  あまりにも簡単に突破を許すバルサのディフェンス。ジョー・コー  ルによって放たれたシュートは左ポストに。詰めていた選手のシュ  ートもGKによって止められる。 ======前半終了====== 得点:3−2 この組み合わせが決まった時、面白い試合が見られるだろうと誰もが 言ったが、まさかこれほどまでに素晴らしい試合が見られるとは誰が 想像しただろうか。 ただ単に多くの点が入った事ではない。確かに凡ミスも多かったが、 その全ては活力と魅力に溢れていた。 そんな中、チェルシーが立て続けに三点を取れたのは超満員のスタジ アムの観衆を味方につけたことが原因のひとつだろう。今日のスタン フォード・ブリッジの雰囲気は最高で、一つ一つのプレイで凄まじい 歓声が湧き上がった。 しかし、あっさりと決まってしまうかとも思われた試合で、二点を返 してしまうバルセロナもやはり只者ではない。 個人的にも色々な試合を見てきたが、こんなに凄まじい前半はCLに 限らず見た事がない。鳥肌がたち、ため息が出る、正に息をする間も ない45分だった。 それにしても、ロナウジーニョとパオロ・フェレイラが前半終了後に ユニフォームを交換していたが、珍しい光景だった。 50分 パオロ・フェレイラ→ジョンソン(チェルシー) 56分 ランパード ヘディングシュート  コーナーからランパードがヘディングシュート。叩きつけた良い  シュートだったが、バルテズの好セーブに阻まれる。 57分 ベレッチのシュートはツェフが抑える  するすると中央に上がってきたサイドバックのベレッチが、ゴール  左隅に見事なシュート。しかしツェフのファインセーブに阻まれる。 60分 プジョル ヘディングシュート  バルサのコーナーキック。後ろ目から飛び込んできたプジョルがド  ンピシャのヘディングシュート。しかしこれもツェフが片手一本で  止める。今日のツェフは神がかっている。 60分 ジョー・コール 強烈なミドル  先ほどのベレッチのように中央に寄るジョー・コール。ペナルティ  ライン付近から強烈なミドルを放つが、キーパーに弾かれる。  ケズマン詰めていたがオフサイド。 67分 シャビ シミュレーションでイエローカード 68分 ランパードのフリーキックは僅かにゴール枠を外れる  強烈なフリーキックだったがバルサの選手に当たりゴールマウスを  外れる。当たったのが僅かだったためゴールキックに。 70分 グジョンセン 決定的なチャンス  左サイドからのクロスボールがこぼれ、フリーのグジョンセンの足  元に。力一杯叩き込んだが、危機一髪で飛び込んできたバルサディ  フェンダー二人に阻まれる。 72分 イニエスタ エトー 共に決定的なチャンス  イニエスタの左足のシュートはゴールポストに。跳ね返ったところ  にエトーが詰めていたが、大きく上にふかしてしまう。  共に決定的なシーンだった。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 76分 テリーのヘディングシュートでチェルシー再び突き放す 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  前半からコーナーキック時には上がっていたテリー。そして常にそ  こにあわせようとしていたランパード。二人の呼吸がぴったり合い、  戻りながらも鮮やかなヘッドが炸裂する。歓喜と熱狂に包まれるス  タンフォード・ブリッジ。これで再びチェルシーが優位となった。 78分 グジョンセン→チアゴ(チェルシー)  守り固めに入るチェルシー 83分 ベレッチ→ジュリ(バルセロナ) 85分 イニエスタ→マキシ・ロペス(バルセロナ)     ダフ→フット(チェルシー)  第一戦でバルサを救ったマキシ・ロペスがここで投入される。再び  救世主となることが出来るか。 92分 バルサ最後のフリーキック  ゴール前、個人技をこれでもかと披露するロナウジーニョをファウル  でしか止められないチェルシーディフェンス。ゴール右側やや遠いも  のの、充分狙える距離のフリーキック。これまで大歓声に包まれてい  たスタンフォード・ブリッジが水を打ったように静まり返る。両手を  組み合わせて祈る人々。  しかし、デコのフリーキックはゴール左に外れる。再び息を吹き返す  スタジアム。 ======試合終了====== 得点:   4−2 2試合合計:5−4 勝ち抜け: チェルシー ○この試合の総評 なんという試合だろうか。この先死ぬまでサッカーを見続けていたとし て、このような試合を再び見ることが出来るだろうか。それほどまでに 凄まじい試合だった。 確かに多くの得点が入ったが、両チームのGKは共に神がかり的なセー ブを連発していたし、ミスで奪われた得点は一点もなかった(バルセロ ナの序盤の守備は論外だが)。 イエローカードは数枚出たもののラフプレイはほとんどなかった。 ロナウジーニョの二点目は伝説になるだろう。 引き分けの可能性がなくなったこともあってか、両チームはほとんど守 るということを考えず、ただ攻めた。攻めて攻めて攻めまくった。 スペクタクルという言葉はこの試合のためにあるようなものだ。 いきなり立て続けに三点を奪うチェルシーに、それをしかし返してしま うバルサ。驚異的な攻撃力を誇る両チームの戦いは、逆転に次ぐ逆転と いう劇的な展開を生み出した。 バルサファンのために付記すれば、バルサイレブンは決勝点のテリーの ゴール時にGKバルテズが引っ張られていたと主張した(実際にそのよ うに見えた)が試合後に猛抗議をしたが認められず。少し後味が悪いも のが残った。 しかし試合そのものは、感動すら覚える、見ているだけで涙腺が刺激さ れる試合内容だった。もし見ていない人がいたら、どんな手段を使って でもこの90分を感じて欲しいと思う。 そして、最も称えたいのはスタンフォード・ブリッジの観客だ。 最高の雰囲気、最高の歓声、これほどの試合を生で見ることが出来たの は羨ましい限りだが、この雰囲気がなかったらこんなに素晴らしい試合 にはならなかったことだろう。正に相乗効果である。 両チームのサポーターに最大級の賛辞を。 ○今後の展望 事実上の決勝戦とも触れ回られ、その言葉にふさわしい試合を展開して くれた両チーム。その中で勝ち上がったチェルシーにとって、もう怖い ものはないといった感じではないだろうか。 このチームに次までにはロッベンが戻ってくるだろうから、他の7チー ムにとっては当たるのが最も嫌なチームであるだろう。  リヨン(FRA)vs ブレーメン(GER) ※当試合に関しては、結果と総評のみの記載とさせていただきます。 ___■■■■_________■■■■___ ___■__■____________■___ ___■__■__■■■■■___■■____ ______■_________■______ ______■_________■■■■___ ○得点 8分 ウィルトール     | 17分 エッシェン     | 30分 エッシェン     |               | 32分 ミクー 55分 ウィルトール    |               | 57分 イスマエル(P) 60分 マルダ       | 64分 ウィルトール    | 79分 ベルトー(P)   | 46分 →クローゼ(ブレーメン) 62分 クリス→クレマン(リヨン) 67分 ウィルトール→ニウマール(リヨン) 69分 クラスニッチ→ファーレンフォルト(ブレーメン) 73分 ゴブー→フロウ(リヨン) 76分 スタルテリ→ウミト・ダバラ(ブレーメン) 得点:   7−2 2試合合計:10−2 勝ち抜け: リヨン ○この試合の総評 確かにホームで0:3という敗北を喫したものの、まだ可能性は残され ていたはずのブレーメン。しかし開始早々に先制点を奪われ、エッション に立て続けに二発決められ3:0となってしまう。 直後にミクーが一点を返し、再びウィルトールに得点を奪われるものの 二点目をPKで奪い、かすかな望みをつなげる。 しかし、再び直後に得点を奪われ万事休す。その後はリヨンのやりたい 放題。終わってみれば7:2という、CLの決勝トーナメントとしては ふさわしくない結果となってしまった。 確かに可能性は少なかったかもしれないが、集中力、執念などの見えな い部分をブレーメンイレブンからまったく感じ取る事が出来なかった。 他の好試合に泥を塗りかねない大味の試合となってしまった事は否めな い。 ○今後の展望 大味のゲームとはいえ、リヨンが見事なサッカーをしていたのは事実。 少なからずCLの決勝に上がってきたチームに対してこのような試合が 出来た事は、大きな自信となった事だろう。 準決勝でどのチームにあたるかはまだ分からないが、リヨンは常にチャ レンジャー精神で伸び伸びとプレイしてくるに違いない。 ====================================================================== 内容に関して、毎回慎重な検討を行っておりますが その真偽に関しては免責でお願いいたします。申し訳ございません。 本文の無断転載は禁止でお願いします。 ホームページアドレス(変わりました) http://eurofootball.nobody.jp ご意見、ご要望、ご指摘、お怒り等はこちらまで。 craziest2004jp@yahoo.co.jp メルマガの購読・停止はこちらにお願いいたします。 http://www.mag2.com/m/0000147736.htm http://www.melma.com/mag/54/m00131654/ Copyright (C) 2005 EURO FOOTBALL. 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