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EURO FOOTBALL #43 (2005/5/20)
2005/1/27 創刊
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□■ トピックス □■
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┗1、今週のニュース
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1、今週のニュース
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金曜日は、その週にサッカー界に起こった気になる
ニュースをお届けいたします。
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CSKAモスクワ 鮮やかな逆転劇でUEFAカップを制覇!
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現地時間の18日、ロシアのCSKAモスクワとポルトガルのスポルティ
ング・リスボンとのUEFAカップ決勝戦が行われた。
前半は、ホームでこの決勝を迎えることができたスポルティングが
圧倒的に優勢。ほとんどの時間帯を相手陣内でプレイするなど完全
に試合を支配していた。
そして生まれたのが29分の先制ゴール。CSKAは遂に堪えきることが
できなかった。しかし今となっては、圧倒的に不利だった前半をこ
のロジェリオのスーパーゴールのみに抑えることができたことが
CSKAの勝因だったかもしれない。
後半に入っても試合展開は変わらず。しかし、高さで勝るCSKAは
セットプレイからヘディングで同点に追いつくと、スポルティング
ディフェンスの一瞬の隙を逃さずに、鋭いスルーパスから逆転。
焦りから前がかりになったスポルティングを出し抜き、カウンター
からとどめの一撃を食らわせた。
チャンスをすべてものにした素晴らしいサッカーをしたCSKA。終
わってみれば3−1の快勝であった。
5万人のアウェイの中(ちなみにCSKAサポーターはわずか2千人)
鮮やかな逆転劇を演じたCSKAは、ロシア連邦になってから初めての
ヨーロッパカップを持ち帰った。
両チームともに日本で名の知れているようなスーパースターはいな
いが、徹底されたワンタッチプレイや、練習の積み重ね以外の何物
でもない完成された組織で、非常に洗練されたサッカーを見せてく
れた。
来週行われるCLの決勝でも、これに負けないくらい素晴らしい試合
を期待したい。
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遂に欧州の頂点が CL決勝戦は来週
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バルセロナ、チェルシー、バイエルン、レアル・マドリー、ユベン
トス、マンチェスター・U、アーセナル、インテル…
数々の名門・強豪クラブが散っていったチャンピオンズリーグ。
その決勝戦が現地時間の来週25日に、トルコのイスタンブールにて
開催される。
ミランvsリバプールという決勝戦として史上初めての組み合わせと
なったこのカード。両チーム通じて言えるのは守備力の高さだ。
世界最高と謳われるミランの4人(マルディーニ、ネスタ、スタム、
カフー)は当然のこと、あのチェルシーを完封しユベントスにもわ
ずか一点しか与えなかったリバプールDFも非常に完成度が高い。
この強固なDF陣を相手に、互いの攻撃の要であるシェフチェンコ、
カカ、ピルロや、バロシュ、シセ、ルイス・ガルシアらがどのよう
な活躍を見せてくれるのだろうか。
あれこれ考えていてもきりがない。むしろ下手な予想など必要ない。
とにかく、今はその瞬間を胸を焦がして待ちたい。
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世界ドーピング機構 FIFAに最終通告
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WADA、世界アンチドーピング機構がFIFAに決断を迫っている。
彼らの策定したドーピングに関する基準をFIFAが認めない限り、何
らかの対策を講じると明言したのだ。
FIFAが首を縦に振らないのは、WADAの基準のひとつである「陽性と
なった選手は二年間の出場停止」が厳しすぎるという点にある。
確かにこの基準はあまりにも厳しいように思われる。サッカーに適
用すれば丸2シーズンを棒に振ることになるのだ。
しかし、確かに他のスポーツではたった一度でも永久追放になるも
のもあるくらいだから、サッカーだけ特別というのは許されない。
WADAという団体自体はFIFAに対し何の拘束力もないのだが、各国の
政府やオリンピック協会、はては各国のサッカー協会に強い影響力
を持っていることから、場合によっては例えば2006年ワールドカッ
プの政治権力による強制停止という可能性もあり得ることになる。
「ドーピングさえしなければいい」と言ってしまえばそれまでだが、
過去に過ちからあおりを食った選手(ダービッツなど)がいるのも
事実で、判然としない基準に現場からは不満が噴出している。
FIFAがどう出るか分からないが、この問題は相当に複雑そうである。
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前園、エムボマ… 日本にゆかりのあった選手たちの引退
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フランスのパリ・サンジェルマンや、イタリアのパルマなどで活躍
し、Jリーグ在籍時には「浪速の黒豹」という名で親しまれたエム
ボマが、遂にピッチを去ることを決意したようだ。
彼は日本でもお馴染みなのでご存知の方も多いと思うが、思えば彼
の活躍以降、アフリカ勢の台頭が顕著になっていったように思える。
彼なくしては、エトーもヌワンコ・カヌもあれほど恵まれた環境を
与えられなかったかもしれない。日本の野球で言う野茂選手のよう
な役割を果たしたといえるのではないだろうか。
そして、最近までセルビア・モンテネグロのOFKベオグラードで
入団テストを受けていた前園真聖もスパイクを脱ぐことを決断した。
前園といえば、「マイアミの奇跡」と言われるあのブラジルを破っ
たチームの主将を務め、「日本の将来を担う天才ドリブラー」など
とマスコミにもてはやされた選手だ。当時はあの中田英寿を脇役に
してCMに出演するなど、その人気はすさまじいものがあった。
しかしその名声も徐々に色褪せはじめ、解雇、そして信じ難いほど
の薄給で雇われるなどを繰り返し、日本人初の韓国リーグプレイヤ
ーともなった。
ここまで実力を認められた選手がこのような選手生活を送るという
のは非常に珍しいことだろう。その原因が彼の怠慢によるものか、
はたまた極度のスランプによるのか、はっきりしたことは本人でも
分からないのかもしれない。
一部には「昔は中田よりすごかった人」などと揶揄する者もいたが、
どん底になっても這いづくばってサッカーを続けた彼の姿は確かに
美しかった。
引退後は会社を興すとのことだが、是非第二の人生を有意義に送っ
てもらいたいと願う。
ちなみに、たまたまビーチサッカーの報告に訪れていたラモス瑠偉
が彼と鉢合わせになり、肩を揺すって引退撤回を迫ったそうだ。
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〈その他のニュース〉
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