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EURO FOOTBALL #47 (2005/6/10)
2005/1/27 創刊
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□■ トピックス □■
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┗1、今週のニュース
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1、今週のニュース
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金曜日は、その週にサッカー界に起こった気になる
ニュースをお届けいたします。
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アルゼンチンが同スコアでリベンジ! W杯出場も決定
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南米の宿敵同士であり、世界のサッカーの頂点に君臨し続ける、
アルゼンチンそしてブラジルの対決が現地時間の8日に行われた。
両国の対戦結果は、アルゼンチンの新聞によると33勝22分け33敗、
ブラジル紙によると33勝22分け32敗。真意の方は定かではないが、
本当に真のライバル同士であることが分かるだろう。
結果の方はクレスポの2ゴール、そしてリケルメの1ゴールで3:1と
一年前とまったく同じスコアでアルゼンチンがリベンジを果たした。
しかも、ブラジルがすべてPKで3点を奪ったのに対し、アルゼンチ
ンはすべて流れの中からの鮮やかなゴールであった。「南米予選
には強い」と言われるアルゼンチンだが、この日の試合運びは見
事の一言に尽きる。
開始早々にクレスポのゴールで先制すると、その後は圧倒的にボー
ルを支配。リケルメの信じられないプレイ(前方から来た強烈なパ
スを、ノールックで横にいた選手にヒールで流した)から二点目を
奪うと、セットプレイからクレスポが三点目。前半はブラジルに
まったく何もさせなかった。
一方のブラジルは、明らかに練習不足を露呈する内容。先制点はオ
フサイドトラップのかけそびれからだったし、その後も、特にディ
フェンスの組織のひどさは見られたものではなかった。
後半こそ流れを取り戻したブラジルだったが、結局ロベルト・カル
ロスの強烈なフリーキックで一点を返すのみ。アルゼンチンの完璧
なディフェンスの前に屈した。
これでアルゼンチンは南米勢として初のW杯本戦出場を決めた。現在
最強と言われて久しいアルゼンチンだが、果たして来年ドイツでマ
ラドーナ以来の歓喜が訪れるだろうか。
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それでも優勝候補はブラジル?
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たとえアルゼンチンにこてんぱんにされても、やはり本番に強いの
はブラジルなのだろうか。
ドイツの有力サッカー誌「キッカー」が、ブンデスリーガのプロ選
手たちにアンケートしたところによると、2006年W杯の優勝候補一番
人気はブラジルで、40%が支持をしたという。
二位以降は、ドイツの30.6%。6%のイングランド、5.2%のアルゼン
チン、そして4.7%のイタリアと続く。
たとえお世辞でも自国を候補に上げるのは当然のことなので、実質
的にはブラジルがダントツで一番人気ということだ。確かに、あの
恐るべき攻撃陣を見れば誰もがそう思うだろう。
ちなみに、同じようにMVPの投票も行ったところ、こちらは60%の
得票率でロナウジーニョだったそうだ。
果たして、本番はどうなることか?
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フランス、オセールで44年、ルー監督勇退
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日本ではあまり、というより全く知られていないが、欧州では実に
有名である人物というのは当然ながら大勢いる。
フランス、リーグ・アンで実に44年もの長きに渡って指揮官を務め
たギー・ルー監督(66歳)もその一人だ。
彼は1961年に選手兼監督という立場で同クラブを率いてから、2005
年の今日に至るまでの44年間をオセールと共に過ごしてきた。
オセールとは、ワインで有名なブルゴーニュ地方の片田舎にあるク
ラブで、彼はその任期中にクラブの歴史上唯一の一部リーグ制覇と
いう歴史を打ち立てた。そして何よりも称えられるのは、4度にも及
ぶフランスカップ優勝の実績である。これはマルセイユやパリ・サ
ンジェルマンといったフランスの強豪クラブに次ぐ記録であり、彼
の手腕が最も高く評価されるところである。
また若手の発掘にも優れ、ジブリル・シセ、フィリップ・メセ、
ジャン・アラン・ブームソン、オリビエ・カポらも彼の愛弟子達だ。
しかし、そんな彼ももう66歳。人生はまだまだこれからだが、想像
もつかないほどのプレッシャーに苛まれるサッカーチームの監督と
いう仕事はもう限界なのかもしれない。2001年には心臓のバイパス
手術を受け、その時から医者に「もうこれ以上は絶対にやめてくれ」
と言われていたという。
それでもその後4年間監督業を続けた彼だったが、チームを4度目の
フランス・カップ王者に導いた翌日の2005年6月5日、遂にグラウン
ドを去ることを決意したようだ。
彼の業績は疑うまでもない。しかし何よりも、同一クラブで44年も
指揮を執り続けるという事実は、人間としての器の厚さも物語って
いるのではないだろうか。
「彼の病気のことは分かっている。しかしそれでももう一年やって
くれないかと頼んだ」というクラブの会長の言葉が、すべてを表し
ているような気がする。
今後は慈善団体への活動に注力したいと話す、ルー元監督。心から
お疲れ様でしたと言いたい。
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今週の主な移籍市場
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〈選手〉
クライファート
ニューキャッスル→バレンシア
ファン・デル・サール
フルハム→マンチェスター・ユナイテッド
クフォー
バイエルン→ローマ
ロベルト・コバチ
バイエルン→ユベントス
ジャンニケッタ
ラツィオ→ユベントス
ニハト
レアル・ソシエダ→CSKAモスクワ
フラビオ・コンセイソン
ガラタサライ→パナシナイコス
タッディ
シエナ→ローマ
ローゼンボリ
マルメ→アヤックス
〈監督〉
アトレティコ・マドリー カルロス・ビアンチ
デポルティボ カパロス
オセール ジャック・サンティニ
AZ ファン・ハール
ベンフィカ ロナルト・クーマン
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〈その他のニュース〉
・シュツットガルト、ザマー監督を解任
・ウディネーゼのスパッレッティ監督が辞任
・リバプールは予備戦から参加か 欧州CL
・マラドーナ、10月30日に引退記念試合開催
・EURO 2008の大会ロゴが完成
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