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EURO FOOTBALL #50 (2005/7/2)
2005/1/27 創刊
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□■ トピックス □■
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┣1、今週のニュース
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┗2、御礼
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1、今週のニュース
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都合上、今後は土曜日になることも多いかと思いますが、その週に
サッカー界に起こった気になるニュースをお届けいたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
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ありがとう、小さき巨人よ ジャン・フランコ・ゾラ引退
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また一人、偉大なる選手がピッチを去る。小さき巨人、ジャン・フ
ランコ・ゾラその人だ。
マラドーナがナポリにスクデットをもたらした時、フェラーラと共
にその隣にいたのが彼だった。その後パルマでUEFAカップにも優勝。
1991年にはイタリア代表にもデビューし、その類まれなパスセンス
とテクニック、そして正確無比のフリーキックによって一躍超一流
選手の仲間入りを果たした。
しかし彼の本当の栄光はイングランドにあった。伝説の選手ジャン
ルカ・ビヤリ率いるチェルシーに入団。そこでリーグカップ、カッ
プウィナーズカップ、欧州スーパーカップ、チャリティーシールド
を制し、FAカップに至っては2度その栄光に浴するという驚異的な成
績を残した。その戦績から「チェルシー史上最高の選手」と称えられ、
イギリス王室から「サー」の称号を与えられた。これは外国人のしか
もサッカー選手としては異例のことである。
前出のマラドーナ、そして同じ時期のスーパースター、ロベルト・
バッジョの陰に隠れてしまった部分も否めないが、そのプレイスタ
イルはサッカー玄人に非常に愛された。
絶妙なテクニック、試合巧者振りやその細かな仕草までがとにかく
格好よかった。「渋い」という言葉がこれほど似合う人はいなかった。
個人的には、あのバッジョが決勝点を決めたアメリカW杯でのカメル
ーン戦が思い出される。悪質なファウルを受けた直後、素早い動き
でボールを奪ったそのプレイに対し一発レッドで退場になった彼。
審判の目には「報復行動」と映ったそのプレイも、スローで見れば
まったくファウルではなく、ただあまりにも「巧すぎた」ゆえだっ
たのだ。
引退後は家族と共にゆっくりと過ごしたいと語っているゾラ。我々
は選手としても人間としても優れていた彼とその笑顔を忘れないだ
ろう。
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バルセロナの新ユニフォーム サポーターの70%が不満
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スペインの名門バルセロナが、新ユニフォームを発表した。伝統の
青パンツを廃して赤に変えたのだが、1920年以来のユニフォームを
見慣れたサポーターからはブーイングのようだ。
そもそも、最近の各クラブのユニフォームは変わりすぎである。毎
年のようにリニューアルし、「○○周年」といっては記念ユニフォ
ームを作成する。それが理に適ったものなら構わないのだが理由は
ただひとつ、売り上げのためなのだ。バルセロナサポーターならず
とも、このようなクラブとスポーツメーカーによる「ユニフォーム
の商業化」に対し何らかの姿勢を見せなくてはならないのかもしれ
ない。
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栄光の日々よ再び トリノがセリエA復帰
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セリエAのかつての超名門クラブ、トリノが帰ってきた。
イタリアの片田舎にあるそのクラブは、かつて「グランデ・トリノ」
と呼ばれていた。1942年から1949年にかけて達成したセリエA5連覇
という快挙は、同じ町にあるユベントスとこのトリノしか成してい
ない偉業である。
しかしその最後のスクデットはあまりにも悲劇的なものだった。
1948-49年シーズンも残りわずかという頃、ポルトガル代表との親善
試合を終えてイタリアに帰る途中に乗っていた飛行機が墜落。監督
を含めたチーム全員が死亡するというショッキングな事故に見舞わ
れたのだ。これに対しイタリアサッカー協会は、その時点で首位に
立っていたトリノに追悼の意味を込めてスクデットを与えた。今で
も続く、選手達が飛行機で移動する時に二手に分かれるという習慣
はこの事故がきっかけといわれる。
ちなみにトリノといえば前述のビッグクラブ、ユベントスが有名だ
が、市民にとってはこのトリノの方が断然人気がある。
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今週の主な移籍市場
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〈選手〉
ケズマン チェルシー → アトレティコ・マドリー
エムレ インテル → ニューキャッスル
ベロン チェルシー → インテル
ウォメ ブレシア → インテル
ネグロ ラツィオ → シエナ
フレイ パルマ → フィオレンティーナ
フレブ シュツットガルト→ アーセナル
ニャング ストラスブール → マルセイユ
クロルドルップ ウディネーゼ → エバートン
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〈その他のニュース〉
・コンフェデ杯はブラジルが優勝 ドイツは3位
・ドイツ『キッカー』誌が選んだコンフェデ杯ベスト11に中村俊輔
・バルセロナのエトーが2010年まで契約延長
・決勝はサンパウロとA・パラナエンセ=リベルタドーレス杯
・ロベルト・カルロス、車中で強盗被害に遭う
・ポルトガルで選手が友人とのプレー中に死去
・婦女暴行容疑のアーセナル、ファン・ペルシが釈放
・グレイザー氏がマンUを完全掌握
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2、御礼
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今号を持ちまして、当メルマガも無事50号を迎えることが出来ました。
これもひとえにお付き合いいただいた読者の方がいたからこそです。
拙い内容ですが、今後も何卒よろしくお願いいたします。
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