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EURO FOOTBALL #54 (2005/7/23)
2005/1/27 創刊
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□■ トピックス □■
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┗1、今週のニュース
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1、今週のニュース
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今週サッカー界に起こった気になるニュースをお届けいたします。
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ジラルディーノ、ロビーニョなど大物FW続々移籍
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今後のサッカー界を担うと言われる有望なFWの移籍が決まった。
一人は、パルマからミランに移籍したアルベルト・ジラルディーノ。
2年連続で23ゴールというセリエAでは驚異的ともいえる記録を残し、
特に去年は降格がかかったようなクラブに在籍したにもかかわらず
の結果で、その両肩にはアズーリの未来がかかっていると言われる。
もう一人はブラジルのロビーニョ。先日のコンフェデ杯でも優勝に
大きく貢献。まだ21才ながらその才能は高く評価され、以前から強
豪クラブからの誘いがひっきりなしだったという。その独特のス
テップから「魔法使い」というあだ名もつけられた。
二人に共通しているのは、共に相思相愛のクラブに移籍したこと。
ジラルディーノは幼い頃からミランのファンだったと公言し、ロビ
ーニョは偉大なる先輩、ロナウドが所属する「白き巨人」への憧れ
を隠さなかった。
また、03-04シーズンに28ゴールを記録してブンデスリーガ得点王に
なったアイウトンも、シャルケからトルコのベジクタシュに移籍が
決まった。現在32歳の彼はここを最後のクラブとすることを明言し、
2年契約の後にはブラジルに帰国するという。
若く有望な選手達と、キャリアのあるベテラン。同じ移籍でもかな
り意味合いが異なるが、新天地での活躍を期待したい。
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FIFAランキング発表 日本はイタリアより上?
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今週、恒例のFIFAランキングが発表された。よると、日本は13位と
なり何と強豪国イタリアよりも上にランクされた。
確かに日本のレベルは上がってきているが、これは本当に実力通り
だろうか?(ちなみに過去にはアルゼンチンやドイツを上回り、9位
にランクされたこともある)。
それでは、このFIFAランキングとはどのような基準で決められてい
るのだろうか。かなり複雑なのだが簡単にまとめると、
国際試合において・・・
・より強い対戦相手に勝ったり引き分けると高ポイント
・アウェイで戦うと無条件に3ポイント
・得点するとプラス、失点はマイナス
・大会の規模により係数を掛ける(親善試合×1、ワールドカップ
×2など)
・試合数、過去のポイント考慮
などとなり、一見して非常に曖昧な基準であることがお分かりいた
だけるかと思う。確かに他にいい方法を思いつくのは難しいかもし
れないが、少なくともどんなに強くとも国際試合を行えないアフリ
カなどの貧しい国はランキングが絶対に上がらない。
とりあえず、FIFAランキングが上なら強い、ということでは必ずし
もなさそうだ。
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ジェラード大爆発! CL予備戦、2戦で5発!
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前期CL王者のリバプールが予備戦一回戦に登場。ウェールズのTNSを
2試合合計6:0と一蹴。2回戦への進出を楽々と決めた。
何と言っても爆発したのがキャプテンのジェラード。FWでもないの
に6得点のうち何と5点を一人で叩き込み、その存在感を見せつけた。
少し前まで移籍か否かで揉めていただけあって、リバプールファン
としては「残ってくれてよかった・・」と胸をなでおろしているこ
とだろう。
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イタリア ロド・ペトルッチ法適用の申請は7件
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イタリアで、今シーズンロド・ペトルッチ法の適用を申請したクラ
ブが7件にも上ったことが分かった。
これは、経営状態が不安定なクラブがひとつ下のリーグ(セリエAの
クラブならセリエB)に降格する代わりにその債権を放棄することが
できるというもの。
今回はペルージャ、トリノなど名門クラブもこの申請を行っている
という情報もあり、いかに多くのクラブが不安定な経営状態なのか
が浮き彫りとなった。
そもそも、サッカークラブの運営とはどのようなものだろうか。
サッカーは、強ければ強いチームの方がお金が手に入る仕組みに
なっている。セリエBよりはAにいた方が収入が多いし(その差はか
なり大きい)、CLでも勝ち進めば進むほど莫大な賞金が手に入るこ
とになっている。
だからこそ強豪チームと弱小チームの差がますます離れていってし
まうのだがそれは置いといて、どのチームもそういった賞金を当て
にしたクラブ経営を進めてしまうのだ。
借金をして高い選手を買ってくる。それで結果が残らないと、ただ
借金だけが残ってしまうという訳だ。これによって近年でもラツィ
オやドルトムントなどが破産宣告をした。
かと言って収支のバランスが取れた健全な運営をしていると、サポ
ーターから「補強をしろ」と散々どやされてしまうので、サッカー
クラブの経営というのは本当に難しいところだ。
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今週の主な移籍市場
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〈選手〉
トマソン ミラン → シュツットガルト
A・コール フルハム → マンチェスター・C
プラセンテ レバークーゼン → セルタ
ベナユン ラシン → ウェストハム
アッピアー ユベントス → フェネルバフチェ
クラウチ サンサンプトン → リバプール
ライト・フィリップス マンチェスター・C → チェルシー
〈監督〉
ボローニャ ウリビエリ
レッド・スター・ベオグラード ゼンガ
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〈その他のニュース〉
・ロナウド、2006年に代表引退
・ローマ、新戦力獲得禁止処分が決定
・コラー、ボルシア・ドルトムントと契約延長せず
・ラツィオが先勝=インタートト杯
・チームに合流したカッサーノにサポーターから抗議
・「英国代表」誕生か? プレミア幹部が賛意を表明
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