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       ＥＵＲＯ　ＦＯＯＴＢＡＬＬ ＃６５ (2005/10/2)  　　　
                                       2005/1/27 創刊


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□■　トピックス　□■
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┣１、今週のニュース
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┗２、ご紹介

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１、今週のニュース
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CL第2節開催　光ったスペイン勢
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今週、欧州チャンピオンズリーグの第2節が各地で行われた。
2試合を終えて、各クラブ悲喜こもごもの結果となったが、今節は特に
スペイン勢の2チーム、バルセロナとレアル・マドリーに注目したい。

まずはバルセロナ。4−1という結果も内容も、去年快進撃を続けたウ
ディネーゼを確かに実力で上回っており、終始安定した試合展開だっ
たといえるだろう（途中相当の油断があったのは心配だが）。
この試合のMVPを上げるならハットトリックを達成したロナウジーニョ
であろうが、今回は、わずか18歳という若さでCLデビューし、カンプ
ノウの観客を酔わせたアルゼンチンの新星、リオネル・メッシに注目
したい。
EU圏外の選手として、これまでリーガでの出場が出来なかったメッシ
であったが、つい先日スペイン国籍を獲得。晴れてCLでのデビューと
なった。
世界ユース選手権での活躍から、「真のマラドーナの後継者」との呼
び声も高く、バルセロナ入団にあたっても、世界中のクラブが争奪戦
を繰り広げたといわれる逸材だ。
と、こういった修飾語を並べ立てると、大概胡散臭さが付きまとうも
のだが、監督のライカールトの絶賛を待たずして、彼の実力には目を
見張るものがあった。
確かなテクニックと身のこなし、小さいながらも決して当たり負けな
いフィジカルも有し、少なくともこの試合での活躍は卓越したバルセ
ロナの先輩達に引けをとらなかった。後半途中で交代する際に起こっ
た満員の観衆のスタンディングオベーションが、彼の実力を証明した
と言えるだろう。
この衝撃は、近年ではカカに匹敵するものかもしれない。確かにまだ
まだ荒削りなところもあるが、これから目が離せない選手となった。

そしてもう一人はレアル・マドリーのデビット・ベッカム。今更注目
というのも失礼な話だが、時にはサッカー以外のことで耳目が集まり
がちなこの選手が、やはり本物の実力者だということが十分に証明さ
れた試合だった。
クラブではフィーゴやジダン、代表ではショーン・ライト・フィリッ
プスなどの影響で、本来得意とする右サイドからボランチやトップ下
などを経験してきたベッカム。それはそれで守備力の低さなどを指摘
され、「不要論」まで出始めていた。
そんな中、今回は得意の右サイドでの出場。その伸び伸びとしたプレ
イぶりは、正に水を得た魚であった。
確かに相手チーム、オリンピアコスのプレスが甘かったということも
あるが、フリーでボールを持ったベッカムの右足から放たれた数え切
れないほどのクロスは、全てパーフェクトだったといって良かった。
ラウルのCL新記録となる50得点目を演出したのも、引き分けが濃厚
だった試合終盤に値千金の決勝ゴールを生み出したのも、彼の右足だ
った。
確かに守備力は低いかもしれない、ドリブルも決して得意ではない。
しかしあの右足から放たれる芸術的ともいえる放物線は、レアル・マ
ドリーという怪物チームをもってしても、それを中心に戦略を立てる
べきではと改めて認識させるものであった。少なくとも、ルシェンブ
ルゴの頭の中では、彼をボランチで使わせるという選択肢が低くなっ
たことは間違いないだろう。


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マルディーニ　セリエA最多出場記録を塗り替える
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イタリア・ミランのキャプテン、パウロ・マルディーニが、25日の試
合でセリエA通算571試合目の出場を達成。ディノ・ゾフ氏の記録を塗
り替えた。
571試合という数字だけを聞いても、特に我々日本人には分かりにくい
かもしれないが、これはとてつもないものだ。
16歳でセリエAにデビュー。そして37歳の現在に至るまでの20年間で、
平均して何と27試合もの試合に出場し続けているのだ（すごい！）。
これはまったくもって普通ではない。しかもミランという競争が激し
いクラブにいて、である。それを保つための努力は並大抵のものでは
ないだろう。
この記録は、恐らく今後10年は絶対に破られない。それどころか、も
しかしたら2度と破ることが出来ないのではないだろうか。

決して怪我が少ない選手ではない。特にここ数年はシーズンに一度は
負傷で欠場することがある。
しかし彼が他の選手と違うのは、怪我をしても何故かあっという間に
治ってしまうところである。全治数ヶ月と言われるような大きな怪我
をしても、彼は必ずその半分以下の日数でピッチに戻ってくる。その
鉄人振りは残念ながら他の選手には真似できない。

その他にも、彼が今まで勝ち取った数々の栄光は数え上げたらきりが
ないが、クラブ内のみならず常に世界の第一線レベルを保ち続けるそ
の姿は、世界中のディフェンダー、そして全てのサッカー選手の羨望
の的となっている。バルセロナのプジョルや、いまや同僚のスタムを
はじめ、彼を世界最高と称える選手は数多い。
既にその背番号「3」が永久欠番になることが決まっている彼は、もは
や「生ける伝説」とも言える存在になっている。ペレやゾフがそうで
あるように、何十年経っても彼が後世に語り継がれる選手であること
は間違いないだろう。


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マンUのロイ・キーン　今シーズン限りで退団か？
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イングランドのマンチェスター・ユナイテッドのキャプテンで「闘将」
の異名を持つロイ・キーンが、マンUのオフィシャルTVプログラムにて
今シーズン限りの退団をほのめかしたようだ。
番組によると、現在の契約が来年6月で満了となるものの、クラブ側か
ら新契約のオファーがないことを明かしたそうだ。
更に、来季からは別の国で現役生活を続ける考えがあるともコメント
したという。

今年で34歳となった彼だけに、この発言にも信憑性が感じられる。果
たしてその言葉は本気か、あるいは年俸を少しでも吊り上げるための
工作か？


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〈その他のニュース〉
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・セリエA、ユベントスが開幕5連勝
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