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EURO FOOTBALL #67 (2005/10/15)
2005/1/27 創刊
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□■ トピックス □■
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┗1、今週のニュース
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1、今週のニュース
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W杯一次予選終了 敗退国のそれぞれ
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W杯の欧州一次予選が終了。危うかったフランスも何とか出場を決め、
イタリア、イングランド、オランダなどメジャーどころはほぼ順当に
出場を決めた。
そんな中アフリカ選手権では、バルセロナの快速FWエトーを擁するカ
メルーンが劇的な展開で敗退してしまった。
最終エジプト戦の試合終了間際にPKを獲得したカメルーン。しかし
キッカーのウォメはこれを外してしまい、結果的にW杯出場の道が閉ざ
されてしまった。
大変なのはこの後だ。これに怒ったカメルーン国民は、ウォメの自宅
や夫人の経営する店などを襲撃。愛車は破壊され、略奪の限りを尽く
されたという。
幸運なことに怪我人は出ていないということだが、どんな理由があっ
ても許されないこと。「やはり向こうの人たちにとってサッカーって
すごいものなんだね」なんて言葉では片付けたくはない。
しかし、もっと気になったのは試合終了後のウォメとエトーのコメン
トの食い違いだ。
エトーが「『ゴールを決められる』とウォメは言った。ボールはもう
僕が持っていたけど、彼が近づいてきて蹴らせてほしいと言ってきた
んだ。国にとっても、僕自身にとっても悲しいことだ」
と言えば、当のウォメ本人は
「誰も蹴りたがっていなかった。PKは得意だし、僕が蹴ることに決め
た。エトーが蹴ろうとしていたというのはうそだ。彼が言ったコメン
トを読んで、とても傷つけられた。同情してくれたのはチームメート
の一部だけだった」
と反論する。こんな時にこそ結束しなければならないのがチームのは
ずだが、W杯というのはそれだけ価値の重いものなのだろう。
一方同じ敗退国のギリシャでは、代表チームに対する賛辞が止まない。
先にウクライナの勝ちぬけが決まっていた同組では、トルコ、デンマ
ーク、そしてギリシャが最後の椅子を賭けて争っていた。
しかし、ギリシャにはほとんどチャンスがなかったといってよく、実
際最終戦に勝利はしたものの、他チームも勝ったために残念ながら敗
退が決定してしまった。
去年の欧州王者としては、W杯出場は命題にも思えるが、ギリシャ国内
では新聞が『W杯との誇り高き決別』と謳えば、驚くべきは何と国民の
88.8%が、現監督のレーハーゲル氏の続投を望んでいるという。
リーグ4位という不本意な結果で終わったにもかかわらずこの支持率と
いうのは、よほど試合内容が良かったのだろう。あの栄光が決して偶然
でなかったことを再び証明して欲しい。
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W杯予選 白熱のプレーオフへ あの男も復帰か?
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つい先ほど、各リーグ2位の国同士による最後の争い、プレーオフの組
合せが決まった。
スペイン vs スロバキア
ノルウェー vs チェコ
スイス vs トルコ
どれも凄まじい激闘が予想される好カードだ。中でも、まさかの2位と
なりプレーオフに回ることとなったスペインと、フランスを最後まで
苦しめながら、最終戦で痛すぎる引き分けで出場権を失ったスイスが
見ものか。
そこへきて、ノルウェーとの対戦が決まったチェコのスーパースター
ネドベドが、頑なに拒んできた代表への復帰を匂わせる発言をしたと
いう。
真偽のほどは定かではないが、本当であればチェコにとって最高の援
軍となるに違いない。
ただネドベドのことだから、「今ここで戻ってきては、今まで戦って
きた選手達に失礼だ」とでも言いそうな気もするが・・
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パウレタ 伝説の英雄エウゼビオを超える
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ポルトガル代表のパウレタが、代表通産ゴール数を42とし、伝説の選
手と言われるエウゼビオの記録を更新した。
エウゼビオ氏といえば、1960年代から70年代にかけて活躍し、「黒豹」
の名で世界サッカー史にその名を轟かせる伝説の人物である。
筆者もその姿を見たことはないが、人間離れしたスピードと驚異的な
決定力を併せ持ち、パウレタはもちろん、フィーゴやルイ・コスタな
ど、ポルトガルのサッカー選手全ての羨望の的となっている。
国民にとってはもはや神格化された存在であり、彼の記録をパウレタ
が抜くことを快く思わない人までいたらしい。日本人に置き換えれば、
野球の王選手のホームラン記録が塗りかえれる感覚だろうか。何とな
く、分かる気もする・・
しかし、当のパウレタの言葉があまりにもかっこいい。
「エウゼビオの記録を破ることが、犯罪であるかのように考えている
人が多くいる。そんな人たちが自分を評価してくれないのは残念だ。
エウゼビオはエウゼビオであり、誰も超えることはできない」
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著名人たちがW杯を展望 やはりブラジルが有利?
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ほとんどの出場国が決まり、いよいよあと半年あまりと迫ったW杯。
早くも世界中の多くの著名人が様々な予想を展開している。
その中でも、「ブラジル代表有利」の声は根強い。イタリアのリッピ
監督は「優勝候補はブラジルだろう。彼らはまだ実力の片鱗しか見せ
ていない」と何とも率直に意見を言えば、元ブラジル代表のエース、
カレカ氏にいたっては「ブラジルは無敵だ」と言い放った。
ちょっとそれはいいすぎでしょう、とブラジル代表の今のメンバーを
思い出してみると・・
ジーダ、カフー、ロベルト・カルロス、エメルソン、カカ、ロナウジ
ーニョ、ロビーニョ、ロナウド、アドリアーノ・・
あぁ、本当だ・・
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FIFA、世界最優秀選手の候補30名を発表
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FIFAが、2005年度の世界最優秀選手候補30名を発表した。メンバーは
以下の通り。
アドリアーノ (インテル)
アンリ (アーセナル)
イブラヒモビッチ(ユベントス)
エシアン (チェルシー)
エトー (バルセロナ)
オコチャ (ボルトン・ワンダラーズ)
カカ (ミラン)
カフー (ミラン)
クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)
シェフチェンコ(ミラン)
ジェラード (リバプール)
ジダン (レアル・マドリー)
デコ (バルセロナ)
ドログバ (チェルシー)
ネスタ (ミラン)
ネドベド (ユベントス)
バラック (バイエルン・ミュンヘン)
ファン・ニステルローイ(マンチェスター・ユナイテッド)
ブッフォン (ユベントス)
ベッカム (レアル・マドリー)
マルディーニ (ミラン)
ラウル (レアル・マドリー)
ランパード (チェルシー)
リケルメ (ビジャレアル)
ルーニー (マンチェスター・ユナイテッド)
ロナウジーニョ(バルセロナ)
ロナウド (レアル・マドリード)
ロビーニョ (レアル・マドリー)
ロッベン (チェルシー)
ロベルト・カルロス(レアル・マドリー)
昨シーズン欧州を制したリバプールの主将、ジェラードが最も受賞に
近いといわれているが、果たしてどうなることだろうか。
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マルセイユに“ジズーランド”誕生?
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最後に、おまけネタとして。
先ごろ、フランス代表に復帰したジネディーヌ・ジダンの故郷、マル
セイユに“ジズーランド”なるものの建設計画が持ち上がっていると
いう。
詳細は未だ秘密のままということだが、どんな場所になるのだろうか。
ジダンの顔の人形が歩き回ったり、ジダンをイメージしたジェットコ
ースターがあったり・・
想像は尽きないが、あまり行ってみたいとは思えないから不思議だ。
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〈その他のニュース〉
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