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       ＥＵＲＯ　ＦＯＯＴＢＡＬＬ ＃６９ (2005/10/30)  　　　
                                       2005/1/27 創刊


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┗１、今週のニュース

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１、今週のニュース
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ユベントス　連勝記録更新の夢、ミランに砕かれる
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セリエAでの連勝を「9」まで伸ばし、あとひとつ勝てば開幕からの連
勝の新記録となったユベントスだが、現地時間の29日に行われたミラ
ンvsユベントスの試合で遂に敗れ、タイ記録止まりになった。

試合は序盤から両チームにふさわしい引き締まった好ゲームとなった。
しかし、やはりアウェイの怒号に呑み込まれたのか、ユベントスの動
きがいつもより堅い。
セードルフの多少ラッキーなゴールで先制したミランはその後、カカ、
ピルロが立て続けに得点。前半のみで3-0とした。
守りの堅い両チームの対戦でここまでの得点が生まれるとは誰も予想
していなかっただろう。ブッフォン、アッビアーティの怪我で出場し
た第三キーパー、キメンティのミスもあったものの、ユベントスは前
半のみでかなりのビハインドを背負うことになる。
後半、明らかに攻撃の手を緩めたミランに対し、反撃に出るユベント
ス。しかしネスタが復帰したミランディフェンス陣に隙はなかった。
終了間際、トレゼゲの見事なゴールで1点を返すもののそこまで。ミラ
ンは5あった勝点差を2まで縮めることに成功した。
「どこがユーベを止める？」と言われ、「無敵軍団」とまで称された
同チームだったが、宿敵ミランがその役目を果たしたようだ。これで
両チームが多少抜け出した格好になったものの、まだまだ優勝戦線は
分からなくなった。


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バロン・ドールの候補者発表　最多ノミネートはユベントス
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2004-05のバロン・ドールの候補者50名が発表された。最多ノミネート
はユベントスから9名。去年、アンドリー・シェフチェンコが受賞した、
サッカー選手にとって最大の栄誉とされるこの賞。今年の受賞者は果
たして誰であろうか。以下が候補者。


アドリアーノ（インテル）
アンリ（アーセナル）
イブラヒモビッチ（ユベントス）
エシアン（リヨン／チェルシー）
エトー（バルセロナ）
エメルソン（ユベントス）
オーウェン（レアル・マドリー／ニューカッスル）
カカ（ミラン）
カモラネージ（ユベントス）
キャラガー（リバプール）
クーペ（リヨン）
クリス（リヨン）
クリスティアーノ・ロナウド（マンチェスター・ユナイテッド）
ジーダ（ミラン）
シェフチェンコ（ミラン）
ジェラード（リバプール）
ジダン（レアル・マドリー）
シャビ（バルセロナ）
ジュニーニョ（リヨン）
チェフ（チェルシー）
デコ（バルセロナ）
テリー（チェルシー）
テュラム（ユベントス）
トレゼゲ（ユベントス）
ドログバ（チェルシー）
ネドベド（ユベントス）
朴智星（PSV／マンチェスター・ユナイテッド）
バラック（バイエルン・ミュンヘン）
ビエイラ（アーセナル／ユベントス）
ファビオ・カンナバーロ（ユベントス）
ファン・ニステルローイ（マンチェスター・ユナイテッド）
ファン・ボメル（PSV／バルセロナ）
フィーゴ（レアル・マドリー／インテル）
フォルラン（ビジャレアル）
ブッフォン（ユベントス）
ピルロ（ミラン）
ベッカム（レアル・マドリー）
マカーイ（バイエルン・ミュンヘン）
マケレレ（チェルシー）
マルディーニ（ミラン）
ラウル（レアル・マドリー）
ランパード（チェルシー）
リケルメ（ビジャレアル）
ルイス・ガルシア（リバプール）
ルーニー（マンチェスター・ユナイテッド）
ロナウジーニョ（バルセロナ）
ロナウド（レアル・マドリー）
ロビーニョ（レアル・マドリー）
ロベン（チェルシー）
ロベルト・カルロス（レアル・マドリー）


大方の予想で有利とされているのは、前期のCLを制覇したリバプール
のキャプテン、ジェラード。しかし今シーズン、リバプールは不調を
極めており、「確定」とまでは行かないのが不安なところ。
他には同じく前シーズンでリーガ優勝の立役者となり、サッカーの常
識を覆したロナウジーニョか。彼がいつかこの賞を獲ることは間違い
ないと言っていいかもしれないが、果たしてそれが今年となるか。
そして、当然取っていておかしくないのにまだもらっていない選手、
という意味ではミランのパウロ・マルディーニ。彼の実績とサッカー
界に対する貢献度を考えると、たとえ昨シーズン無冠でも、受賞して
もおかしくはない。
今年の賞レースは予想が難しい。発表は11月28日。


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UEFA、10億スイスフランをクラブで分配
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UEFAは、2006年から09年までのチャンピオンズリーグのテレビ放映権
の売却に成功したため、今後はCLに参加するクラブの間で、1シーズン
ごとに10億スイスフラン以上の金額を分配する、と発表した。

この10億スイスフランを日本円に換算すると、何と約900億円！
その分配方法は未定だが、1シーズンにCLに出場するチームが100だと
しても1チームに9億円ずつ配られることになる。おそらくそう均等に
分けられるものでもないはずなので、優勝したクラブ、決勝トーナメ
ントまで残ったクラブには、正に一試合ごとに莫大な金額が転がり込
んでくることになるだろう。

スポーツと金を結びつけるのはあまり良いこととされておらず、筆者
自身もこの傾向が好ましいとは決して思わないが、これがサッカー界
の現実であることは確か。見ている方もそれを十分認識していて欲し
いと思っている。



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