◇◆◇◆◇ EURO FOOTBALL #6(2005/2/10) ◆◇◆◇◆
2005/1/27 創刊
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□■ トピックス □■
1、チャンピオンズリーグ 出場チーム分析
★バルセロナ
★チェルシー
2、コラム
「ロナウジーニョという名の芸術」
3、メルマガタイトル変更のお知らせ
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| 1、チャンピオンズリーグ 出場チーム分析 |
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決勝トーナメントを前にして、各チームの戦力分析を行っています。
今号はバルセロナとチェルシーです。
2005/2/23(水) 2005/3/8(水)
※表記の時刻は日本時間です。
バルセロナ(ESP)
VS
チェルシー(ENG)
※先にホームゲームを行うチームを前にしています。
★バルセロナ(ESP)
戦力分析(5段階評価)
攻撃力 :★★★★★
守備力 :★★★
選手層 :★★
勝負強さ:★★★★
第一戦 予想フォーメーション
4-3-3-------------------------------------------
エトー
ロナウジーニョ ジュリ
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シャビ デコ
マルケス
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V・ブロンクフォルスト ベレッチ
オレゲール プジョル
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V・バルデス
〈みどころ〉―――――――――――――――――――――――――
「現在の世界最強は?」という質問に多くの人がこのチームの名前
を上げる。久し振りの本格的ファンタジスタ、ロナウジーニョを中
心に、完璧に近いほど熟成された中盤、プラス人間離れした身体能
力を持つエトーが加わって黄金時代の再来を感じさせる。ただ、あ
まりにも多すぎる怪我人が大きな不安材料で、正直もう一人も欠く
ことの出来ない状況でリーグ、国王杯、CLを戦っている。選手の
疲労状態が非常に気にかかるところ。
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〈キープレイヤー:20 デコ〉――――――――――――――――
ロナウジーニョの陰に隠れて目立たないものの、実はバルセロナの
中盤を支配しているのはこの人とシャビである。冷静さ、視野の広
さ、そして選択することの出来る戦術の豊かさには感服せざるを得
ない。今年もビッグイヤーを獲ることが出来れば二年連続となり、
それこそバロンドールが見えてくるのではないだろうか。個人的に
はフリーキックもロナウジーニョより上手いのでは?と思っている
ので、遠慮せずにどんどん撃って欲しいのだが。
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★チェルシー(ENG)
戦力分析(5段階評価)
攻撃力 :★★★★
守備力 :★★★
選手層 :★★★★
勝負強さ:★★★★
第一戦 予想フォーメーション
4-3-3-------------------------------------------
グジョンセン
ドログバ ダフ
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ランパード チアゴ
マケレレ
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ガラス フェレイラ
テリー カルバリョ
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ツェホ
〈みどころ〉―――――――――――――――――――――――――
サッカーを知らない人が聞いたら「アメみたーい」と思ってしまう
名前だが、甘く見てはいけない。プレミアリーグで首位を走り、予
選リーグでもダントツの一位抜けをした実力は、もう既に金満チー
ムのそれではない。確かにビッグネームでないかもしれないがこう
いった渋い選手を揃えてくるとは、アブラモビッチさん実はかなり
のサッカー通なのか?
トーナメント一回戦屈指の好カードは、まったく予想がつかない。
むしろ、下手な予想は必要ない。思いっきり楽しもう。
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〈キープレイヤー:11 ダミアン・ダフ――――――――――――
今や世界最高の爆発力を持つ左ウィングと呼ばれるロッベンの欠場
が決まっている以上、どうしても負担がかかってしまうことが予想
される右サイド。そこを任されるのがこの男。その突破力はもちろ
ん引けを取らない。バルサの左サイドは比較的固いであろうから、
比較的自由に動き回る方が彼にとってはいいのかもしれない。
どちらにしろ、ロッベンの欠場は痛すぎる…是非見たかったが残念
だ。
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| 2、コラム |
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「ロナウジーニョという名の芸術」
もしあなたがプロのスポーツ選手で、しかも世界中で超がつくほど有名
で、実力も申し分なくて、サッカースペイン一部リーグのバルセロナと
いうトップチームで背番号「10」を背負う人間だとして、週2回のペ
ースで試合をこなしている厳しい状態の時にチャーター機に乗って世界
中をあちこち飛び回っている最中、機内で何をしているか想像してみて
ください。
僕だったら確実に眠るでしょう。数々の激しい戦いで疲れた体を癒すた
め、そしてまたすぐに訪れる新たな真剣勝負のために。そしてそれは決
して誤った選択だとは思いません。
しかし、彼は違います。飛行機の通路でリフティングをしているのだそ
うです。ひと時でもボールに触れていたいから、ボールを蹴ることが楽
しくてたまらないからだそうです。
自分の目で見たわけでもないので真偽など分かりませんが、あのプレイ
を見ていると確かにうなずけます。そして、これは世の中の全てに通じ
る事なのでしょうが、やはりそういう人がトップに立てるんだろうなと
いうこと、それに自分自身の凡庸を痛感します。
「ロナウジーニョ+ボール=芸術」と言われるほど、彼のプレイは美し
いです。彼がボールを持つと次に何をしてくれるのだろうとワクワクし
ます。そして多くの場合に、こちらの予想を越えたことをしてくれるの
です。
彼は試合中、ほとんど笑っています。それは失敗したときの苦笑いでも
なく、同じブラジル代表のカフーのように体のリズムを無意識に調整す
るものとも違い、恐らく、本当にただ楽しいからというだけなのでしょう。
他の選手だったら「何故あいつはへらへらしている」と非難されるかも
しれません。しかし、彼を非難する人はいません。
それはたとえ失敗しても「彼なら仕方ない」と思えるからだし、「次は
何をしてくれるのだろうか」と思うからだし「本当は何がやりたかった
のだろう?」とまで考えてしまうからです。
間違いなく、彼は今世界で最も高度なテクニックを有する選手でしょう。
一度で良いから生で観戦してみたいものです。
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| 3、お知らせ |
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今号から、メルマガのタイトルを「EURO FOOTBALL」と変更致しました。
これは、今までのコンセプトである
「チャンピオンズリーグに特化した」というものを、
「欧州のサッカー全般に関する情報を発信する」へ変更したためです。
これからは、各国リーグ戦やカップ戦などの情報も配信していく予定
ですので益々のご愛顧をよろしくお願いいたします。
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