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       ＥＵＲＯ　ＦＯＯＴＢＡＬＬ ＃７６ (2005/12/18)  　　　
                                       2005/1/27 創刊


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□■　トピックス　□■
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┗１、今週のニュース
  −CL決勝トーナメント　一回戦の組み合わせが決定
  −フェイエの小野、浦和復帰でクラブ間合意
  −ユベントスの医師に逆転無罪判決

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１、今週のニュース
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CL決勝トーナメント　一回戦の組み合わせが決定
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来年2月に行われるCLの決勝トーナメントの組み合わせ抽選会が先日行わ
れ、遂に一回戦で激突するクラブが決定した。詳細は以下の通り。


チェルシー       vs バルセロナ
レアル・マドリー vs アーセナル
ブレーメン       vs ユベントス
バイエルン       vs ミラン
PSV              vs リヨン
アヤックス       vs インテル
ベンフィカ       vs リバプール
レンジャーズ     vs ビジャレアル


全てが注目だが、やはり耳目を引くのが、抽選会でもいきなり決まった
チェルシーvsバルサだろう。共にリーグでぶっちぎりのトップを独走し
ている両クラブ。既に決勝戦と言っていい組み合わせだ。
そして、意外にも初の組み合わせとなったのはマドリーvsアーセナル。
こちらは共に国内リーグでは不調なものの、CLのリーグ戦突破を早々と
決めたという点で共通する。特にアーセナルは5勝1分という圧倒的強さ
でグループリーグを抜け、その好調さを維持できるかが鍵となるか。
そして、もうひとつの注目はリーグで無敵のバイエルンと、ユベントス
にかなり水を開けられている前回準優勝のミランの対戦。
ミランのガッリアーニ副会長は、この対戦を非常に嫌がったようだが、
気持ちはお互いに同じだろう。勢いではバイエルン有利とも見れるが、
CLの上位常連のミランを倒すのは一筋縄ではいかないだろう。

とにかく、非常に目が離せない試合ばかりだ。このうちの半分のクラブ
が大会を去らなければならないなんて。
第1戦は2月21、22日。第2戦は3月7、8日に行われる。


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フェイエの小野、浦和復帰でクラブ間合意
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オランダのフェイエノールトに所属する小野伸二の処遇に関して、小野
の古巣である浦和レッズとの間で移籍が合意に達したと、フェイエノー
ルトの公式HPで発表された。

浦和側としては、これに対し非常に前向きな姿勢を見せているが、当の
小野本人は自身のHP上で「俺に何も知らせる前に発表をしたFeyenoordに
は疑問を感じます」との見解を示し、事前に何も知らされていなかった
ことを明らかにした。

個人的には、欧州のトップレベルで活躍できる実力を持つ選手だけに、
この報道は非常に残念という気がするが、しかし彼に怪我が多いことも
また事実。怪我が少ないことも「よい選手」という非常に重要な要素の
ひとつであるのだ。

フェイエノールトは、1月からの冬の移籍市場にて本人と浦和が交渉する
ことになったとしているが、果たしてこの先どのような展開が待っている
だろうか。


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ユベントスの医師に逆転無罪判決
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ユベントス選手の禁止薬物使用をめぐる裁判で、トリノの控訴裁判所は、
チームドクターのリカルド・アグリコラと経営責任者のアントニオ・ジ
ラウドの両氏に対して逆転無罪の判決を言い渡した。

この問題は、アグリコラ氏らが1994年から98年の間、当時のユベントス
の選手らに、血中の赤血球を増加させ持久力を向上させる合成ホルモン、
「エリスロポエチン（EPO）」などの禁止薬物を投与したというもの。
裁判には、かつてユベントスに在籍していたジネディーヌ・ジダンや、
ジャンルカ・ビアッリ、ロベルト・バッジョらが出廷して証言したこと
でも話題になった。

2004年11月に行われたこの一審判決では、アグリコラ氏は執行猶予付き
の禁固1年10カ月という有罪判決を受けたが、裁判所は今回この一審判決
を破棄した。

非常にデリケートな問題であるが、アグリコラ氏が選手らにEPOを投与し
ていたのは間違いのない事実と言われている。それよりも、EPO自体が禁
止薬物に入るかどうかが争点だったように思われるが、とにかく今回の
裁判でアグリコラ氏は無罪になった。

日本にはあまり伝わってこないこの種の情報だが、サッカー界、そして
スポーツ界全体にとって非常に重要な問題である。
今後も注視して見守っていきたいところだ。



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