◇◆◇◆◇ EURO FOOTBALL #7(2005/2/15) ◆◇◆◇◆
2005/1/27 創刊
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□■ トピックス □■
1、チャンピオンズリーグ 出場チーム分析
★ブレーメン
★リヨン
2、コラム
「『中盤』って何なのよ?」
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|1、チャンピオンズリーグ 出場チーム分析 |
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決勝トーナメントを前にして、各チームの戦力分析を行っています。
今号はブレーメンとリヨンです。
2005/2/23(水) 2005/3/8(水)
※表記の時刻は日本時間です。
ブレーメン(GER)
VS
リヨン(FRA)
※先にホームゲームを行うチームを前にしています。
★ブレーメン(GER)
戦力分析(5段階評価)
攻撃力 :★★★
守備力 :★★★
選手層 :★★★
勝負強さ:★★★
第一戦 予想フォーメーション
4-4-2-------------------------------------------
クラスニッチ クローゼ
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ミクー
マグニン ボロウスキ
エルンスト
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スタルテリ ウミト・ダバラ
パサネン イスマエル
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ラインケ
〈みどころ〉――――――――――――――――――――――――
ブンデスリーガでは珍しく攻撃的なチームであるブレーメン。それ
を象徴するかのような存在であった昨シーズンリーガ得点王のアイ
ウトンが抜けたものの、そんなことをまったく感じさせないほど攻
撃力は安定している。ジダンというあまりにも大きな不世出の天才
の影に隠れ常に二番手に甘んじていたミクーだが、それこそジダン
さえいなければフランスのトップ下は間違いなく彼だっただろう。
帰ってきたエースは、ドイツで花開くことが出来るだろうか。
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〈キープレイヤー:11 ミロスラフ・クローゼ〉―――――――
ドイツの将来を担うエースと言われ続けその期待を一身に背負いす
ぎたのか、日韓ワールドカップ以降極度の不振に襲われた彼。所詮
その程度の選手だったか…と思いかけた頃、ブレーメンに移籍して
からは今までのうっぷんを晴らすかのような大活躍。今や彼なくし
てはブレーメンもドイツ代表も語れない。2006年に向け、景気
づけの花火を打ち上げて欲しいところ。
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★リヨン(FRA)
戦力分析(5段階評価)
攻撃力 :★★★
守備力 :★★
選手層 :★★★
勝負強さ:★★★
第一戦 予想フォーメーション
4-3-3-------------------------------------------
フロー
マルダ ゴブ
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ジュニーニョ エッション
ディアラ
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アビダル レベイレール
ディアッタ クリス
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クペ
〈みどころ〉―――――――――――――――――――――――――
はっきり言って、普段触れる機会が少ないリーグ・アン(フランス
一部リーグ)だが、いい意味でコンパクトにまとまった良いチーム
が多い。リヨンはその代表的なチームで、その中心とな|るのは、
エッション、ディアラ、ジュニーニョの三人(いずれもフランス人
ではないが…)である。もしこの試合を見ることがあれば是非この
三人に注目していただきたい。
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〈キープレイヤー:22 シルヴィアン・ウィルトール――――――
フランス代表のウィング。一見ガシガシ行くタイプのように見える
が、実際はどちらかというと大人しい印象を受ける。アーセナルで
は常にアンリをはじめとしたFW陣の陰に隠れ続けていたが、実力
的には申し分ない選手。このまま終わってしまうのか、もう一花咲
かせることが出来るのか?
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| 2、コラム |
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「『中盤』ってなんなのよ?」
時に支配され、時にスペースが出来、コンパクトなのが良いとされ、
ここを制したものがサッカーを制すると言われるものってな〜んだ?
…なんてお寒いなぞなぞをやるまでもなく、今回のテーマは中盤です。
それも、『中盤とは何ぞや』という難しい話をするつもりもなく、た
だその言い方について考えたいと思います。
サッカーの中継を見ていると、必ずといって良いほどこの言葉は出て
きますね。特に専門家になればなるほど、サッカー語り好きになれば
なるほど、この言葉を多用したがるような気がしますが、この言葉っ
て充分に定義されていないような気がしませんか?
ちゅうばん【中盤】
(1)囲碁・将棋などで、序盤の布石や駒組みが終わり、本格的な戦
いに入った段階。
(2)勝負事などの中ほどまで進んだ時期。
「選挙戦も―に入る」
→序盤
→終盤
三省堂「大辞林 第二版」より
辞書でひいてみましたが、どちらも意味が違うようですね。広辞苑で
ひいてもほぼ同じでしたので、どうやらサッカーで使う『中盤』とは
独特の表現のようです。
そこで、サッカーにおける『中盤』を、個人的に勝手に定義すること
にします。大きく分けると、
A:フィールドの比較的中央部分(ミッドフィールド)を指す
B:選手のうち、MF(ミッドフィルダー)に属するものを指す
の二つになるようです。客観的に見て、AとBは似ているようでまっ
たく違う意味ですのでややこしいのかなと思います。今回はAに関し
て使われる『中盤』に着目してみます。
恐らく、初めはBの意味だけで使われていたのだと思います。しかし、
いつの間にやらAの意味で用いられだしたのでしょう。それは何故で
しょうか。
ここからはあくまで推測でしかありませんが、恐らく「支配」したり
「コンパクト」だったりするのは、結局ミッドフィールドに限られる
からだと思います。FWの位置でボールを支配する人はいませんし、
(それだったらシュートを撃てと言われますし)DFラインを支配し
てもそれはただのボール回しに過ぎません。そうなると、結局支配す
るのはMFになります。「コンパクト」であるのも、主にDFライン
を押し上げる事によってMFが狭くなり、フィールドプレイヤー全員
が近づくから(それによって今や当然のこととなった「プレスサッカ
ー」ができるようになるから)でしょう。
そうであるならAの意味の『中盤』は、もっと他の分かりやすい言葉
に言い換えられます。
「今日の日本は、ほとんどの時間帯でフィールドを支配していますね」
「このチームは運動量が多く、全体がコンパクトにまとまってますね」
ただ『中盤』というのではなくもっと適した言葉を使う事で、サッカ
ーはもっと分かりやすくなるのではないかと思います。アナウンサー
や解説の方はその辺にもっと気を配るべきなのではないかと思います。
サッカー好きなら誰でも分かることなのですが、ここ最近あまりにも
乱用されすぎている気がして、それが少しでもサッカーを難しくして
いるのではないかと思い、こんなことをテーマにしてみました。
サッカーはルールが極端に少ない非常に簡単なスポーツです。ややこ
しいことは考えず、みんなで楽しみましょう!
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